自分で自分にツッコミを入れる。~メタ認知について~

どうして苦しい・不安な感情が起こるのか
人が苦しくなるのは
誰か・何かによるものではなくて
自分自身によって、苦しくなるのだと
最近、とみに思います。

「こうなったらどうしよう」
「こう思われてしまったのではないか」
「失敗してしまった」

こういった、自分のなかにある様々な「声」
あるいは、人によっては「人格」レベルでの個性の発達もあるかもしれません。(精神医学的な多重人格とは異なります)
こういった、ベースとなる自分自身のほかに
ツッコミを入れてくる声のことを「メタ認知」と呼びます。
メタ認知って何?
メタ=高次の、~を超えた
という意味です。

メタ認知とは「高次の認知」
簡単に言えば「一段上から、自分を知っている状態」のこと。

楽しく遊んでいる自分に対して
「楽しいのは分かるけど、宿題やらなくていいの?」とささやいてくる別の自分
これがメタ認知です。

メタ認知それ自体は、自分を別の視点から捉えることができる点で
とても素晴らしい能力です。
 
メタ認知の弊害
けれど、メタちゃんが発達しすぎると
自分の想定・推測・憶測…これらに縛り付けられてしまい
苦しさ、不安から自由になるのが難しくなってしまいます。

・何かを心から満喫することができない
→良い気持ちになっていても、メタちゃんが「いいの?」とつっこんでくる ・自分を認めることができない
→頑張った!と思った矢先にメタちゃんが「全然やってないじゃん。もっとすごい人いっぱいいるでしょ?」とつっこんでくる
・周りを気にしすぎてしまう
→「あの人のこと、怒らせちゃったかな?」とメタちゃんが不安の声をあげる どうでしょうか?

こういったことに当てはまる方は、メタ認知が発達している一方、もしかしたら発達しすぎてしまって、自分の幸せを感じにくくなっているかもしれません。
じゃあ、メタ認知とどう付き合っていけばいいの?
けれど、メタ認知は決して悪者ではなくて
発達しすぎた場合には、それ相応の事情があるはずですし
発達したメタ認知を、どう自分の幸せのために活かしていくか
は、これから十分舵をとっていけるところだと、私は考えています。

私自身、メタ認知がむちゃくちゃ発達していて
それを自覚することが難しくて(だってメタちゃんが「もっと頭の良い人間はたくさんいる。自惚れるな!」って叱り続けてきたから)
自覚した後も、どうすればいいのか分からなかったのですが

少しずつ内省を重ねていった結果
「ああ、こういう風に思っていたから、私は苦しかったんだな」と気づけたこともありました。
気づくだけで楽になることは、たくさんあります。
そして気づけるから、その先の「どうしていく?」が考えられるのです。

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