恐怖の根っこにあったもの~メタ認知について④~

メタ認知って?
メタ=高次の、~を超えた
です。
メタ認知とは「高次の認知」
簡単に言えば「一段上から、自分を知っている状態」のことです。

楽しく遊んでいる自分に対して
「楽しいのは分かるけど、宿題やらなくていいの?」とささやいてくる別の自分
これがメタ認知です。

メタ認知それ自体は、自分を別の視点から捉えることができる点で
とても素晴らしい能力です。
けれど、メタちゃんが発達しすぎると
自分の想定・推測・憶測…これらに縛り付けられてしまい
苦しさ、不安から自由になるのが難しくなってしまいます。

私自身、このメタ認知がとても発達していて
誰・何がどうこうではなく
自分で自分を縛り付けていました。

そのなかで内省し、少しずつ分かってきたことを
シェアしていきたいと思います。
メタ認知が発達する流れ
幼少期に感じた強い感情(恐怖、怒り、悲しみ…人それぞれです)があり
それに対応する過程で、メタちゃんが発達することが多いようです。

もうこんな思いはしたくない!避けたい!
→避けるため、いろいろな選択肢を考えようとする
→メタちゃんが強くなる
という流れですね。

今回は、具体的にどんな体験があって、メタちゃんが発達することになったのか?についてお話しますね。

自分の体験がベースですが、体験そのものというより
「こうやって振り返ると、いろいろ気づけるんだなぁ」ということの参考にしてもらえれば幸いです。
「お父さんの娘だから、可愛がってもらえる」
私にとって、大きな心の傷となっていたのは
裕福な家の、一人娘として生まれたことでした。

当時は我が家に、会社の人がよく来ていて
私も、その人たちにお会いして、遊んでもらうことがありました。

楽しかったけれど、いつも申し訳なかった。
とても苦しかった。

なぜなら…

「お父さんの娘だから、可愛がってもらえる。
本当はみんな、私のことなんてどうだっていいのに、何なら嫌いだろうに
無理やり、可愛がらせてしまっている。申し訳ない」

それこそ3歳くらいの時点で
こんなことを、ずっとずっと、感じていたから。
この頃から、メタちゃんがツッコミを入れ続けていたんですね。

これは、私の心に長年根付く、強烈な劣等感となりました。
今でもまだ、完全に払しょくできているわけではありません。
「本当に、そうなの?」新しいメタちゃん、登場!
けれど
「お父さんの娘だから、私は周りに大切にしてもらえているんだよ」
「私自身には何の価値もないのだから、調子に乗るんじゃないよ」
という、いつでも聞こえてくるメタちゃんの声に対して

「本当に、そうなの?」
と、更に別の方向から問いかけてみたら
面白いことが、分かってきました。

思うに、昔から自分に厳しいメタちゃんには
「本当に、そうなの?」とツッコミを入れてくれる、新しいメタちゃんが有効かもしれません。


私にとって、ずっと苦しかったのは
・お父さんの娘だから、私は可愛がってもらえる。
・私自身には、何の価値もない。
・会社の人たちに、申し訳ないことをしてしまった。
というところでした。
とにかく「会社の人に、私の相手をさせてしまったこと」が申し訳なくて仕方なかったのです。

この「申し訳なさ」をどう乗り越えていったか?
次回、お話していきますね。

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